生産者の想い

あけぼの大豆の有機農法化への挑戦

10年前から、この地の風土、気温、湿度などの与えられた自然環境をそのまま活かし、土の持つ本来の力を最大限に利用して化学肥料を一切与えずに”あけぼの大豆”を生産する望月造林 望月光幸 さん。

唐辛子の成分を肥料として利用するなど、有機農法に近い方法で独自に取り組んできました。それにより、化学肥料を使っている畑と比べても遜色のない品質の”あけぼの大豆”を生産し続けています。

美味しい想いをデザインしていくこと

『日々悩まされる鳥獣による被害も「美味しい!」と食べてもらえる笑顔で報われることが生産者としてのやりがい。より、美味しい”あけぼの大豆”をつくり続けたい!』そう思いながら望月さんは「自然が大好き だから無農薬」というキャッチコピーとロゴをつくり、魅力ある”あけぼの大豆”の訴求を独自の視点を持って広げています。

地元の想いの場をつくりたい

”あけぼの大豆”の生産が徐々に増えるに従って、耕作放棄地を農地へと徐々に広げながら、2016年10月の産地フェア前には大型のアメリカンガレージを建設しました。農地の広さは2.5ヘクタール。来場者を迎え入れるゲートとして、また、普段は、地元宮木の農業に携わる方々の憩いの場としての利用を目的として用意しました。

“あけぼの大豆”の産地フェア用には汎用的なチラシだけでなく、来場者に向けて望月さんの農地である「宮木会場」の独自のチラシを制作し、Webサイトやfacebookからも告知を実施したことで、4日間の開催で約450人の方が来場しました。

“つくる”から”触れる”、そして”食卓に届ける”までのストーリーとして


『来場者一人ひとりに対して、日常的に口にする大豆の非日常な収穫体験を通じ、あらためて「触れる機会・体験」を提供することで、生産工程や枝豆から大豆になる流れ、最終的に食卓に届くことについて伝えることができることがやりがいの一つ』と、望月さんは考えています。

『良質な”あけぼの大豆”を今以上に多くの食卓の笑顔に繋げるためにも、生産量や流通面でテコ入れをしつつ、拡大していきたい』地元宮木の農業に関わる方々の憩いの場所になればとそう願う望月さんの”あけぼの大豆”への想いは、これからも止まることなく広がり続けます。